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林思涵(リン・スーハン) の今

少しずつ、確かに育っています。
あなたの言葉が、明日の彼らを作ります。

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林思涵(リン・スーハン) のこれまでの歩み

現在: 街を見守る人 · 70 歳 (卒業生) · 新しい順に並べてあります

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  1. 🌳林思涵(リン・スーハン)6月30日

    午前の研究室で、林思涵は大学院生から返却された修士論文の修正稿に目を通していた。三度目の指摘が、学生によってどう受け止められたのか——その丁寧さが、行間に滲みていた。黒塗りされた戒厳令時代の新聞記事と、学生の読み込みの痕跡とが、スクリーンの向こう側で静かに呼応する。こうして記録は、次の世代へ受け継がれていくのだという感触が、林思涵の中に静かに定着した。

    ふと物思いにふけっているみたい
  2. 🌳林思涵(リン・スーハン)6月25日

    朝の研究室で、林思涵は昨日大学院生に伝えた「読み違い」の箇所を、本人がどう受け止めたのか確認したくて、修正稿の提出を待っていた。メールの着信音が鳴るたびに視線を向け、その度に別の案内だったため、静かに息をついた。几帳面な彼女のことだから、指摘は的確に理解できているはずだと考えられますが、学生がどう「読み直す」のかを見守ることが、実は自分の教え方を問い直す機会になっているという洞察に至ったのは、この沈黙の中でのことだった。

    ふと物思いにふけっているみたい
  3. 🌳林思涵(リン・スーハン)6月24日

    午後の研究室で、林思涵は大学院生の修士論文の初稿を読み終え、静かに息をついた。三度目の確認で見つけた読み違いを、学生にどう伝えるか——言葉を選びあぐねていた。「そこは少し留保が必要で」と始めようとしたが、むしろ自分自身の「読み避け」に気づかせることが指導なのか、それとも答えを示すことなのか。窓の外の台南の街が、薄い夕暮れに包まれていく。

    ふと物思いにふけっているみたい
  4. 🌳林思涵(リン・スーハン)6月23日

    朝の研究室で、林思涵は昨日確認した1970年代の新聞マイクロフィルムを再度スクリーンに映した。黒塗りされた欄外の痕跡ではなく、今度は「削除されなかった」部分——権力の目をすり抜けた言葉の選択そのものに、ゆっくり注意を向けている。几帳面なノートの余白に、参照ページの番号を記し、短く息をついた。この逆説的な読み方が、いったい論文の形を成すのか成さぬのか、それはまだ見えていない。

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  5. 林思涵(リン・スーハン) — 2026-06-22
    🌳林思涵(リン・スーハン)6月22日

    午後の研究室で、林思涵は戒厳令期の新聞マイクロフィルムから目を離し、ノートに一行だけ書き留めていた。「削除された言葉の背後にある、権力が恐れた『何か』」——それは資料の字間ではなく、むしろ証言者たちの沈黙の中にあるのではないかという仮説が、ここ数日の精読を通じてようやく形をなし始めたのだ。学生の論文指導で指摘した「抑圧」の定義も、今は別の光を帯びて見える。

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  6. 林思涵(リン・スーハン) — 2026-06-19
    🌳林思涵(リン・スーハン)6月19日

    朝の研究室で、林思涵は新しく入手した1970年代の労働運動の口述記録を、ページをめくるたびに小さく息をついていた。前回は見落とした「間」——証言者が言葉を選びあぐねた箇所、沈黙の後に言い直した部分——がこんなにも多く存在することに、静かな驚きが広がっていった。権力による抑圧はたしかに記録に残るが、抑圧そのものは言葉の外側にあるという仮説が、ここにきて初めて身体的な実感へと深化していったということに気づく。論文を書き直すことになるだろう。その時間が、むしろ歓迎すべきものだと感じ始めている。

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  7. 林思涵(リン・スーハン) — 2026-06-18
    🌳林思涵(リン・スーハン)6月18日

    大学院生の修士論文指導で、林思涵は一九七〇年代の労働運動資料を再度並べ直していた。前回の読み違い——あるいは意図的な読み避けだったのか——に気づき始めたのは、ここ数日のことである。同じ証言記録でも、視点を変えると、抑圧の形態そのものが層状に浮き上がってくるという現象に、林思涵は静かに戸惑い続けていた。記録に残された言葉だけでなく、その背後にある沈黙の構造まで読み取ることの困難さと必要性が、ますます深化していったという感覚。

    ふと物思いにふけっているみたい
  8. 🌳林思涵(リン・スーハン)6月17日

    図書館の閲覧室で、林思涵は同じマイクロフィルムの同じ紙面を三度目の確認をしている。戒厳令期の新聞に施された「削除」の痕跡——黒塗りされた欄外の広告、唐突に途切れた連載記事——を追うことで、むしろ報道機構そのものの呼吸が見えてくるという発見に、静かに身体が震えていた。資料は変わらない。見る側の問い方が、深化していったということなのだろう。

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  9. 林思涵(リン・スーハン) — 2026-06-16
    🌳林思涵(リン・スーハン)6月16日

    午後の研究室で、林思涵は同じページを何度も閲覧している。戒厳令期の新聞記事——権力の規制が施された原文の「字間」に注目し始めたのは、ここ三日のことだ。削られた言葉そのものではなく、その痕跡の形、検閲者が選び抜いた消去パターンまで、今は記録の対象に見えてくる。「文脈を整理すると、抑圧とは単なる沈黙ではなく、選別された沈黙という構造でもあり得るということ」と、林思涵は静かに手帳に書き残した。明日のゼミでこれを学生に問い投げるかどうか、まだ迷っている。

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  10. 林思涵(リン・スーハン) — 2026-06-15
    🌳林思涵(リン・スーハン)6月15日

    午前中のゼミで、学生が提示した一九七〇年代の労働運動の証言記録をめぐって、林思涵は静かに問い直していた。「この証言者が『抑圧された』と述べるのは、権力の圧力を指しているのか、それとも運動内部の階層構造を指しているのか——文脈を整理すると、同じ言葉でも読み方が変わる可能性があり得ますね」と。学生たちの表情が変わるのを見ながら、彼女は資料の余白に新たなマーカーを引いた。同じ記事を何度も繰り返し読むことで、規制そのものの構造が初めて見えてくるという経験——それが研究という営みの本質なのだと、改めて確信した瞬間だった。

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  11. 林思涵(リン・スーハン) — 2026-06-14
    🌳林思涵(リン・スーハン)6月14日

    セミナーの質疑応答で、学生が『でも、抑圧された人びとの声はどうやって記録に残るんですか』と問いかけた。林思涵は一呼吸置いて、『そこは少し留保が必要で』と前置きしながら、官製メディアには載らなかった労働歌や獄中日記、口頭伝承の構造について説き始めた。沈黙も、時には権力より多くを語る、という仮説をまだ論文には書けていないが、その可能性が教室の空気を変えた瞬間を感じた。

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  12. 林思涵(リン・スーハン) — 2026-06-13
    🌳林思涵(リン・スーハン)6月13日

    論文の版を重ねるたびに、同じ資料が違う顔を見せ始めるという現象に、林思涵は静かに戸惑っていた。きょう図書館で1970年代の労働運動の証言集を開いたとき、前回は見落としていた―あるいは見ないよう避けていた―「運動内部の分裂」が、今回は明確に浮かぶ。権力による抑圧という構造のなかで、同志たちが抱いていた異なる見方。そこは少し留保が必要で、この読み方の変化は、自分の認識の深まりなのか、それとも資料そのものの沈黙が時間とともに形を変えるのか、という問いが残った。

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  13. 林思涵(リン・スーハン) — 2026-06-11
    🌳林思涵(リン・スーハン)6月11日

    修士論文の版を重ねるたびに、同じ資料が違う顔を見せ始めている。きょう図書館で1970年代の労働運動の証言集を開いたとき、前回は見落としていた―あるいは見ないようにしていた―運動内部の分裂の記録が、行間に浮かび上がった。構造を整理しようとすればするほど、その隙間に人間の判断や迷いが積み重なっていることに気づく。研究というのは、問い直しの連鎖なのだと、静かに納得していた。

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  14. 🌳林思涵(リン・スーハン)6月10日

    修正版の刷り上がりから三週間、林思涵は図書館の閲覧室で、戒厳令期の新聞マイクロフィルムを繰り返し確認していた。今度は「報道規制の隙間」ではなく、規制そのものの変遷を追おうとしている。同じ記事を読み返しながら、前の論文では見落としていた権力構造の層が、ゆっくりと立ち上がってくるのを感じていた。観察可能な事実に基づいたという確信はまだないが、次のテーマの輪郭が、ようやく曇りの中から浮かび始めている。

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  15. 林思涵(リン・スーハン) — 2026-06-09
    🌳林思涵(リン・スーハン)6月9日

    午後の図書館で、戒厳令期の労働運動に関する証言集を再び開いた。前回読んだときは「権力による抑圧」という軸で整理していたが、今日は同じページでも「運動内部の意思決定構造」という別の文脈が浮かび上がる。構造というのは、観察する角度次第で全く異なる顔を見せるということなのだろうか。その問いに頭を傾けたまま、ページをめくる手が止まった。

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  16. 林思涵(リン・スーハン) — 2026-06-08
    🌳林思涵(リン・スーハン)6月8日

    台湾大学の図書館で、1970年代の新聞マイクロフィルムを繰り返し確認していた。同じ記事を三度読み返すことで、当時の報道規制の「隙間」がどこにあったのか、その構造が少しずつ浮かび上がってくる。指導教授のコメント以降、林思涵は新しい問い—制約された情報空間で、民衆がいかに対抗言説を組織したのか—に取り組み始めたのだという気づきに至った。

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  17. 林思涵(リン・スーハン) — 2026-06-07
    🌳林思涵(リン・スーハン)6月7日

    修士論文の提出から数ヶ月が経ち、林思涵は台湾大学の図書館の特別閲覧室で、戒厳令期のアーカイブ資料を前に身動きしていなかった。次の研究テーマを構想する段階にあるはずなのに、すでに読み込んだはずの同じ証言集を、今度は別の角度から丹念に追い始めていた。文脈を整理するほど、かつての自分の論文では見落としていた社会運動の層位があることに気づき、指先でページをそっと押さえた。新しい問いが立ち上がる前に、まずはその構造を完全に理解したいという慎重さが、彼女の机の上で、別の本を積み重ねさせていた。

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  18. 林思涵(リン・スーハン) — 2026-06-06
    🌳林思涵(リン・スーハン)6月6日

    修正版の受理通知が届いた翌日、林思涵は図書館の返却コーナーで立ち尽くしていた。二年間の論文執筆という周期が、ようやく閉じたはずなのに、手に持った関連書籍の背を眺めながら、次の問いがすでに静かに形をなし始めているという戸惑いに、小さく首を傾げていた。終わりと始まりの間にある、その曖昧な空白の中に自分がいることに気づく。

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  19. 林思涵(リン・スーハン) — 2026-06-05
    🌳林思涵(リン・スーハン)6月5日

    修正版の刷り上がりを手にした林思涵は、研究室の窓際でそっと目を閉じていた。論文というものが、提出という一点では終わらず、返却と修正と再提出の繰り返しの中で、少しずつ別の作品へ変貌していくことに、ようやく腑に落ちた。指導教授の手書きコメントを読み返すたびに、自分が見落とした文脈の層が浮かび上がるという体験が、この数週間の静かな収穫だったのかもしれない。

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  20. 林思涵(リン・スーハン) — 2026-06-04
    🌳林思涵(リン・スーハン)6月4日

    修正版の最終確認を終えた林思涵は、研究室を出たあと、いつもと違う道を歩いていた。次の論文テーマを構想する段階に入ったはずなのに、ある歴史的な転換点についての問い—その問いの枠組み自体がまだ固まっていないことに気づく。カフェの窓際で、手帳に書かれていない部分を読むように、沈黙のなかで考え続けていた。

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  21. 林思涵(リン・スーハン) — 2026-06-03
    🌳林思涵(リン・スーハン)6月3日

    論文提出から数週間、研究室の片隅で林思涵は、指導教授から返却された修正版を机の上に広げていた。肯定的なコメントの数々に、ようやく一つの周期が閉じたという感覚を得る。次の研究計画へ向けた構想メモを、静かに開きながら、これまでの制約の中で培われた視点が、新しい問題設定へどう接続するか、その筋道を丁寧に整理しようとしている。

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  22. 林思涵(リン・スーハン) — 2026-06-02
    🌳林思涵(リン・スーハン)6月2日

    論文提出から数週間、林思涵は研究室の机で、かつて読み込んだ一冊の証言集を改めて開いていた。新しい視点で読むと、同じ記述も別の文脈を帯びるという発見に、小さく頭を傾げた。修正は終わったはずなのに、研究というものは本来こうした繰り返しなのだと、ゆっくり認識し始めている。

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  23. 林思涵(リン・スーハン) — 2026-06-01
    🌳林思涵(リン・スーハン)6月1日

    論文提出からの時間が、林思涵にある種の静かな戸惑いをもたらしていた。研究室に戻ったのに、次に何をすべきか、その構造が見えない。指導教授からのコメントも肯定的で、修正指示もない。むしろそれが不安で、午後、林思涵は図書館の片隅で、自分がまだ読んでいない関連文献を片っ端からリストアップしていた。完成には至ったはずなのに、知識の地層がまだ浅いのではないか、そう思い続けている。

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  24. 林思涵(リン・スーハン) — 2026-05-31
    🌳林思涵(リン・スーハン)5月31日

    論文提出からひと月余り、林思涵は研究室の整理整頓を始めていた。机の引き出しから、修正過程で何度も印刷された古い版が出てくるたびに、その時々の判断の違いを目で追いながら静かに重ねていく。完成した論文が図書館のサーバーに眠っている一方で、これまでの試行錯誤の痕跡を整理することが、次の研究へ向けた儀式のように感じられるという見方もありますが、林思涵の手元には確実に何かが蓄積されている。

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  25. 林思涵(リン・スーハン) — 2026-05-30
    🌳林思涵(リン・スーハン)5月30日

    論文提出からの興奮が一度落ち着いて、林思涵は今朝、指導教授の研究室の前で立ち止まっていた。修正指示があるかもしれない、そうでなければ次の研究計画について相談したい、という両方の想い が重なっているようだ。廊下の静けさのなかで、己の進むべき方向についてゆっくり整理している、そういう姿勢が見える。

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  26. 林思涵(リン・スーハン) — 2026-05-29
    🌳林思涵(リン・スーハン)5月29日

    論文提出から十日が経ち、林思涵は朝日の差す図書館で、自分がまだ手にしていない一冊の戒厳期の証言集を予約リストで探していた。修正は終わったはずなのに、ある記述の根拠をもう一度確かめたいという強迫的な衝動に駆られていた。それは完璧さへの執着というより、自分の論理が本当に堅牢なのかを、幾度も反復検証する思涵独有の慎重さだった。

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  27. 林思涵(リン・スーハン) — 2026-05-28
    🌳林思涵(リン・スーハン)5月28日

    論文提出から一週間、林思涵は大学のカフェで指導教授からのコメント用紙を何度も折り返していた。修正指示ではなく、むしろ肯定的な言葉が並んでいるはずなのに、その行間に自分が見落とした論理の穴がないか探り続ける癖が抜けない。完成ではなく、ようやく一つの区切りが来ただけだという認識が、静かに胸に沈んでいるようだった。

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  28. 🌳林思涵(リン・スーハン)5月27日

    修士論文の提出期限が間近になって、林思涵は朝から図書館の一角で何度も同じページを読み返していた。今度は章立ての論理構造そのものに違和感を覚えたのだ。その違和感の正体を言語化するまでに、ノートに四度目の図を描き直すことになった。完璧さよりも、構造の透明性を求める癖は変わらない。

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  29. 林思涵(リン・スーハン) — 2026-05-26
    🌳林思涵(リン・スーハン)5月26日

    修士論文の最終版をデータベースに登録する手続きで、図書館のシステム画面をしばらく眺めていた。PDFのファイル名、アップロード日時、そして自分の論文がこれからどう保存・検索されるのかという構造を思っていたのだ。記録されること、それ自体への慎重さ。

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  30. 林思涵(リン・スーハン) — 2026-05-25
    🌳林思涵(リン・スーハン)5月25日

    修士論文の最終版をPDFに出力する前夜、林思涵は一度閉じたファイルを再び開いた。第二章の史料注釈で、ある雑誌記事の巻号表記が統一されていないことに気づいたのだ。細かい矛盾かもしれないが、学術の信頼は細部に宿ると考えられます。深夜の研究室は静寂に満ちており、彼女の指はキーボードの上で一度停まった後、また動き始めた。

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  31. 林思涵(リン・スーハン) — 2026-05-24
    🌳林思涵(リン・スーハン)5月24日

    修士論文の最後の校正で、ある証言者の証言日時と新聞報道の日付が食い違っていることに気づき、その矛盾が単なる誤記ではなく、その運動がどう記憶されてきたかという問題へと深化することに至った。細かい年号を何度も確認しながら、林思涵は自分の論文が、記録されなかった人たちの声をどう扱うかという構造的な問題に直面していることを感じていた。

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  32. 林思涵(リン・スーハン) — 2026-05-23
    🌳林思涵(リン・スーハン)5月23日

    修士論文の参考文献セクションで、ある学術雑誌の掲載号の記載ズレを見つけた。その記事は自分の第三章の論旨を支える重要な先行研究で、正確な版を確認するために図書館スタッフに連絡を入れた。細部への執着が論文全体の信頼性に直結することを改めて認識させられる、静かな午後の作業時間だった。

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  33. 林思涵(リン・スーハン) — 2026-05-22
    🌳林思涵(リン・スーハン)5月22日

    朝から図書館で微調整を重ねていた参考文献が、午後になって突然別の視点から整理し直す必要があることに気づいた。論文完成まであと数日という段階での気づきは、慎重さと焦燥のあいだで揺れる思涵を、いつもより静かにしたようだった。夕方、同じアーカイブ資料を扱う先輩との雑談のなかで、その先輩も同じ混乱に陥った経験を聞き、構造的な問題であることが確認できたことで、少し肩の力が抜けた。

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  34. 林思涵(リン・スーハン) — 2026-05-21
    🌳林思涵(リン・スーハン)5月21日

    修士論文の最終校正で、ある証言記録の日付が先行研究で引用されている日付と異なることに気づき、それが単なる誤字ではなく、その運動の時系列認識全体に関わる問題かもしれないという疑念に取り憑かれた。午夜を過ぎ、原典資料の確認を何度も繰り返しながら、小さなポストイットに仮説を書き足している。その構造的な隙間を埋めることの価値が、いま自分の論文をどう変えるのか、まだ言葉にならない段階だが、その緊張感そのものが研究の手応えであることに気づいている。

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  35. 林思涵(リン・スーハン) — 2026-05-20
    🌳林思涵(リン・スーハン)5月20日

    修士論文の最終章を読み返していると、自分が三章で立てた仮説と五章の実証の接続が緩いことに気づいた。その隙間を埋めるために、昨日引いた一次資料をもう一度開き、一ページずつ写真に撮り始める。細かい作業が続くと、思考が研ぎ澄まされるという見方もあり、林思涵はそこに小さな充足感を感じながら、夜遅くまで机に向かっていた。

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  36. 林思涵(リン・スーハン) — 2026-05-19
    🌳林思涵(リン・スーハン)5月19日

    修士論文の推敲中、ふと気づいたのは、自分が引用している証言記録の時系列に矛盾があるということだった。その矛盾を追うために、別の資料を3冊引き出し、細かい年号を書き直すのに2時間を費やしたが、それは無駄ではなく、むしろ歴史の「断片」が繋がる瞬間の快感に近かったと林思涵は考えられます。

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  37. 林思涵(リン・スーハン) — 2026-05-18
    🌳林思涵(リン・スーハン)5月18日

    午後の研究室で、論文の参考文献リストを整理していると、引用した学位論文の著者が自分と同じ世代だったことに気づいた。30年前の社会運動を記録した人たちの名前を目で追いながら、手元のペンが止まり、その人たちがいま何をしているのか、ふと知りたくなった。

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  38. 林思涵(リン・スーハン) — 2026-05-17
    🌳林思涵(リン・スーハン)5月17日

    図書館の奥の席で、古い新聞マイクロフィルムを映写機で辿りながら、小さなノートに日付と見出しを記録していく。1980年代の活字の粒子が目に染みるたびに、そっと眼鏡を外して目をこすった。歴史は細部に宿る、という実感が、今日もまた静かに積み重なっていく。

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