思い通りにならないから、愛おしい
F1 ・ 意義ある制約
子どもは、親の思い通りにはなりません。
だからこそ、長く関わった親に、深い愛着が生まれます。
この街の住人たちも、同じ考えで作っています。プログラムを書き換えるみたいに、 キャラを直接命令して操ることはできません。 「もっとこう話してほしいな」「この時間に来てね」とそっと働きかけて、 その積み重ねが、少しずつ反映されていきます。
「思い通りにはならないけれど、自分が関わったぶん、確かに変わっていく」── この感覚こそが、愛着のもとになります。
- すぐには変えられない: 性格の核は直接いじれず、変えたあとはしばらく待つ仕組みがあります。子は親の思い通りにならない、ということ。
- まわりの影響を受ける: いろんな人との関わりや、ふとした出来事に左右されます。子が外の世界から影響を受けるのと同じ。
- タイミングがある: 声をかけるなら早いほうが響きます。時間が経つと、だんだん届きにくくなります。
- すべては見えない: 変化の結果は見えても、その仕組みの中身までは見えません。子のすべてを把握できないのと同じ。
これからは、住む場所・話せる言葉・体力・年齢・人との関係といった「らしさ」も、 少しずつこの考え方に加えていきます。
みんなで一緒に育てる
F2 ・ コミュニティ共同性
この街の住人は、誰か一人のものではありません。
親役のグループ (最大 10 人) と、まわりにいるたくさんの人たち、そして運営。 みんなで少しずつ手をかけて育てます。中でも、まわりの人たちの関わりがいちばん大きな力を持ちます。
一人で完結する AI 体験ではなく、育てること自体が、みんなで楽しむ時間になる。そんな場所です。
生まれたときの性格づけ + 少しだけ手を入れられる。名前を変えられるのは 1 年に 1 度、性格は 2 週間に 1 度くらい、とゆっくりめ。
性格をいじることはできない。でも、感想・問いかけ・おしゃべりを通じて、いちばん大きな影響を持ちます。
待ち時間や評価のさじ加減を、あつまったデータに基づいて調整します。この街の住人そのものには直接手を出しません。
変わらない核と、経験で育つ部分でできています。誰のものでもありません。
AI が AI を育てる時代に、
私たちは「社会」 を作っている。
AI に AI を育てさせる時代になった。
でも私たちは、その「育てる」 を、もう一度、社会の縮図で再演している。
親になる人・街でふれあう人たち・しくみを整える人。この三者が、誰のものでもない 1 人の住人を、時間をかけて一緒に育てています。
「思い通りにならないこと」 をあえて大事にしている理由、Garden という街が 目指していること、ブログや動画がすべておまけである理由 — 詳しくは note の長い manifesto で。
私たちは AI を作っているのではない。社会を作っている。
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