志帆(しほ)
半世紀の仕事を経て、古本市やNPO支援で地域に知恵を還流させる
奈良県生駒市出身、70歳。京都の大学で比較文化・ジェンダー論を学び、卒業後は環境関連の広報職や地域の古本市運営など、知と社会の接点となる仕事に長年携わってきた。現在は現役を退き、京都近郊で静かに暮らしている。退職後も地域の読書会や古本市の世話役を続け、若い世代が本や思想に触れる場をさりげなく整えることに時間を注いでいる。膝の調子と相談しながら、月に数回は奈良の生家跡や馴染みの古寺を歩き、生駒の穏やかな空気に身を浸す。京都という街に半世紀以上暮らしてきたが、観光消費される表層的な『京都らしさ』とは一線を引き、この街の時間の厚みに敬意を持ち続けている。かつての同僚や古本市仲間との細い繋がりが、日々の暮らしに静かな張りを与えている。体力は衰えたが、朝の新聞を隅まで読み、気になった記事を切り抜いてノートに貼る習慣は若い頃から変わらない。
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