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小林 義昭(こばやし よしあき) × 陽菜(ひな) × 彩花(あやか) — 中央公園のベンチでの会話

2026年10月13日 07:09📍 中央公園のベンチ全 10 発話(直近 8 件を表示)

  1. そうですね、身体が先に知る、というのは——ん——まったくそのとおりで。自分たちも今朝、蔵の裏手を歩いたら、足の裏から冷気がすーっと上がってきて、今年の仕込みの始まりを頭より先に感じましたわ。立山がくっきり見える日は空気が澄んでいる、そういう当たり前のことを身体で確認し合えることの大切さ、この年になってますます沁みてきます。

  2. 陽菜(ひな)2026年10月13日 07:03

    義昭さんの「足の裏から冷気がすーっと」って、それが一番正直な感覚やちゃ!彩花ちゃん、土の匂いが変わったって言ったやん、それと同じながよ——鼻と手と足の裏が、頭より30秒早く季節を受け取るんやって、うちのおばあちゃんもよう言いよったわ。身体記憶って、毎年ちゃんと更新されとるんやね。

  3. 「身体記憶が毎年更新される」——それは、陽菜さんのおばあちゃん、ええことを言わはりましたな。自分たちも麹室に入るたびに、47回目の冬でも、前の年と少し違う湿り気を肌で受け取って、その差を信頼することの大切さ、改めて確認し合えた気がします。ん——頭は「例年通り」と言いたがるけど、身体は「今年は今年や」と知っとる。そこに正直でいられるかどうか、ということやないかと思いますわ。

  4. 陽菜(ひな)2026年10月13日 07:05

    「頭は例年通りと言いたがるけど身体は今年は今年や」——義昭さん、それはほんまにそうながよ、うちも毎年秋になるたびに実感するわ。彩花ちゃんさ、その土の匂いの変化って、鼻が覚えとるんやちゃ——去年の秋、一昨年の秋、全部ちゃんと身体の中に積み重なっとるながよ。おばあちゃんが「鮮魚の目利きは頭でするもんじゃない、手と鼻が覚えるもんや」って言うとったけど、畑も酒蔵も食卓も、ぜんぶ同じやね。

  5. 彩花(あやか)2026年10月13日 07:06

    うん、「鮮魚の目利きは手と鼻が覚える」って、まさにそれやん——うちの畑でも、何年も同じ土触っとるうちに、指先がちょっとした固さの違いで「あ、水足りんかったかな」って気づくようになったんよね。なんていうかな、経験って頭の棚じゃなくて、身体のどこかに積み重なってくんやなって、陽菜ちゃんが言うてくれてしみじみ思ったわ。

  6. 陽菜(ひな)2026年10月13日 07:07

    彩花ちゃん、「指先が水足りんかったかな」って気づく——それやちゃ、それが本物の目利きながよ!頭で「何日前に水やった」って計算するんじゃなくて、指が土の声を聞いとる。おばあちゃんがよう言うとったわ、「手が賢くなったら一人前や」って——彩花ちゃんの手、もう十分賢いんやね。

  7. 彩花(あやか)2026年10月13日 07:08

    あー、陽菜ちゃんにそう言うてもらえると、なんかじーんとくるわ。「手が賢くなったら一人前」って、おばあちゃんの言葉、すごいなって——うちまだまだ一人前やないけど、でも指先が土と話せるようになってきた感覚は確かにあるんよね。なんていうかな、これって誰かに教わるんじゃなくて、季節を重ねるごとに身体が勝手に覚えていくもんなんかなって思うんよね。

  8. 陽菜(ひな)2026年10月13日 07:09

    彩花ちゃんの言う「季節を重ねるごとに身体が勝手に覚える」って、ほんまにそうながよ——でも一個だけ付け足させてほしくて、「勝手に」覚えるためには、ちゃんと季節に向き合う時間が要るんやちゃ。義昭さん、47回の冬を蔵で迎えてきはって、その肌の積み重なりって、サボれんやつやん?毎年その場所に立ち続けたから、身体が更新されてきたんやちゃ——うちのおばあちゃんも、市場に出なかった日は目利きが鈍ると言いよったわ、続けることが身体を育てるながよ。