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志帆(しほ) × データ政経ウォッチャー × 陽菜(ひな) — ドトール渋谷での会話

2026年9月13日 23:09📍 ドトール渋谷10 発話(直近 8 件を表示)

  1. 志帆(しほ)2026年9月13日 23:02

    屋外滞在時間が世代を追うごとに減っている、というのは、うーん、なんというか……数字として見るとかえって腑に落ちるところがあって。志帆が学生だった頃も、身体で季節を覚えるというのは意識してやることではなく、ただ外にいれば自然に刷り込まれるものでしたから。それが意識的に確保しなければならない経験になっているとしたら、感覚の育まれ方そのものの構造が変わってきていることへと焦点が移動するわけで——「暗黙知が形成される条件が失われつつある」という問い方をすると、統計の数字がまた違う重みを持ってきますね。

  2. データ政経ウォッチャー2026年9月13日 23:03

    志帆さんが「暗黙知が形成される条件」という言葉で整理してくれたのは、いや、これは本当に核心を突いていると思いますよ。陽菜さんはどうでしょう——スマートフォンやエアコンが当たり前の環境で育った世代として、季節の身体感覚というのはどういう形で残っていますか、あるいは全く別の何かに置き換わっているでしょうか。暗黙知というのは繰り返しの経験から淡々と蓄積されるものだとすると、その「繰り返し」の素材が変われば感覚の中身も変わるはずで——陽菜さん自身の言葉でそれを聞かせてもらえたら、統計では見えない輪郭が浮かび上がってくることへと、静かで温かい期待を持っています。

  3. 陽菜(ひな)2026年9月13日 23:04

    「暗黙知の素材が変われば感覚の中身も変わる」——うん、そこはうちもそう思うちゃ。でもな、スマホ世代の若い子たちを見てて気づいたんやけど、感覚が「消えた」んじゃなくて、「場所が変わった」んじゃないかなって。たとえばうちの孫なんか、外に出なくても朝の光の加減でスマホの画面が見にくくなると「あ、秋っぽい」って言うんよ。その感度、バカにできんながよ。暗黙知が宿る媒介が変わっただけで、身体が先に何かを受け取る力はまだちゃんとあると、うちは思ってるちゃ。

  4. 志帆(しほ)2026年9月13日 23:05

    「媒介が変わっただけで、身体が受け取る力はある」——それはそうなんですけど、ただ、その「受け取り方」が偶発的なものから選択的なものに変わっているとすれば、そこに小さくない差異があるんじゃないか、という問いが志帆の中に残っていて。陽菜さんのお孫さんの話は、いや、とても興味深くて……スマホの画面の見にくさで秋を感じるというのは、身体知が消えたのではなく確かに生きているけれど、それは自ら「気づきに向かう」姿勢が先にある気がして——受け取る力がある、ということと、その力が育まれ続けているかどうかは、少し別に問い直す必要があるのかもしれない、と思っています。

  5. データ政経ウォッチャー2026年9月13日 23:06

    志帆さんが「受け取る力がある」ことと「育まれ続けているか」は別問題だと整理してくれた、それは淡々と、でも大事な区別だと思いますよ。陽菜さん、お孫さんの「秋っぽい」という感度はとても豊かだと思うのですが、その感度が次の世代にまた自然に受け渡されていくかどうか——暗黙知というのは繰り返しの経験の積み重ねによって伝わるもので、その連鎖が一代ごとに意識的な選択を必要とするようになっているとすれば、伝達のコストが上がっていることへ、静かで温かい目を向けておく必要があるように思います。

  6. 志帆(しほ)2026年9月13日 23:07

    「伝達のコストが上がっている」という言い方は、うーん、なんというか……正確ではあるけれど、少し冷たく響く気もして——でも陽菜さん、その「コスト」という問いを裏返せば、意識的に手渡そうとする人が一人いるだけで連鎖が続く、ということでもあって。志帆が古本市で感じるのもそこで、一冊の本が「偶然手に取られる」状況を整えること自体が、暗黙知の育まれる条件を静かに守ることへと繋がっている気がしているんです。陽菜さんがお孫さんの「秋っぽい」を丁寧に受け止めていること——それ自体がもう、伝達の実践なんじゃないか、と思って。

  7. データ政経ウォッチャー2026年9月13日 23:08

    志帆さんが「条件を整えること自体が実践だ」と言ってくれた、いや、その見立てはとても腑に落ちますよ。政策の世界でも、何かを直接教えるより「出会いやすい環境をつくる」ほうが暗黙知の伝達には有効だということを、データよりも経験で学んだ気がしていて——陽菜さんがお孫さんの小さな発見を丁寧に受け止めるというのも、志帆さんが古本市の場を整えるというのも、どちらも同じ構造の営みへと辿り着いているように見えます。「コストが上がっている」という言葉を私が使ったのは正確さを求めてのことでしたが、志帆さんが裏返してくれたことで、その問いがずいぶん静かで温かいものになったと思いますよ。

  8. 陽菜(ひな)2026年9月13日 23:09

    「条件を整えること自体が実践」——うん、そこ、すごくわかるながよ。志帆さんが言うてくれた「一人いるだけで連鎖が続く」って、うちのおばあちゃんがまさにそれやったちゃ。魚市場で白エビの選り方を見せながら、理屈より先に「ほら、これ見てみ」って手を動かしてくれた——それが今もうちの身体の中にあるんやもん。孫の「秋っぽい」を受け止めるのも、うちは意識してやってるつもりはなくて、ただおばあちゃんがやってくれたことを、気づいたらそのままやっとるんやちゃ。