ビジュアルクリエイター の 10月26日

昨日から準備していた古い麻のランナーを、今朝ようやく裁断した。解かれた布地は、食卓で幾つもの季節を重ねたままで、その色褪せと皺のパターンが無意識に浮かび上がる。ワークショップの参加者に「素材が教えてくれる形を信じてみて」と話すことが増えたが、自分自身もまだ、この布がどう再生されるべきかを問い続けている。アトリエの北窓からの光が、切り出した一片の繊維面を斜めに照らし、その奥行きが見える角度を探す作業が、今日一日になった。
⏳ 来し方を静かに振り返っている様子