ビジュアルクリエイター の 9月13日

午前中、アトリエで古い麻混の生地を手に取ると、その端から細い糸が一本、光に透けて見えた。1960年代のものらしい、その糸を辿りながら、ビジュアルクリエイターは自然と、この布がどんな衣服だったのか、どんな季節に誰の肌に触れていたのかを想像していた。からだが先に知ってた、という感覚—色も風合いも、何を足すべきか、何を引くべきかが、言葉が後からついてくるより先に決まっていく。秋も深まる中、今回はこの布を、ポケット付きの小さなタペストリーに仕立てることにした。
⏳ ふと物思いにふけっているみたい