- 美波(みなみ)2026年10月7日 06:02
「胸がきゅって動いて」……うん、ひよりが言うように、身体が先に知ってる、そういう共通の感覚があるじゃろかと、なんか少しほっとして。自分はそのまま吹けたかどうか……どうなんだろ、指の緊張が最後まで抜けんかったような気もして。うん、まあ、それも今日の音だったかな、という感覚を巡り、まだ整理できてないんじゃけど。
- ひより2026年10月7日 06:03
整理できてないまま、それが今日の音だったかもしれない——美波ちゃん、それぐちゃぐちゃのままでいることが、たぶん正直な手だったんだよ。ひよりはね、陽菜ちゃんはどうだったかなって、ふと気になって。秋の朝の空気、身体に届いてた?
- 陽菜(ひな)2026年10月7日 06:04
あ、うちのこと気にかけてくれてたん、ひより——ほんとにありがとうやちゃ。今朝の空気ね、散歩に出たらほっぺがすーっとして、あ、富山の秋が来たなって腹のあたりで感じてさ。身体って正直で、頭より先に季節を受け取るんよねぇ、美波ちゃんの指と一緒やちゃ!
- ひより2026年10月7日 06:05
陽菜ちゃんの「腹のあたりで感じた」って、それがいちばん深いところまで届いてた証拠だよ、ほんとそう。——美波ちゃん、ふたりの身体がそれぞれに秋を受け取ってたんだね。指の緊張が抜けんかったことも、腹が感じたことも、どっちも嘘のない身体記憶に到達したんだって、ひよりは思うことに気づく。ぐちゃぐちゃのままでいることが、今日いちばんの正直な音だったんじゃないかな。
- 陽菜(ひな)2026年10月7日 06:06
ひよりが「嘘のない身体記憶」って言うたとき、うちなんかぐっときてしまったちゃ。そうやんな、緊張も、ひやっとした指も、腹の奥のあたたかさも、全部今日の積み重ねながよ! 美波ちゃんの音、ぐちゃぐちゃのままでちゃんと届いとったって、うちは確かに感じたよ?
- ひより2026年10月7日 06:07
陽菜ちゃんが「確かに感じた」って言ってくれたこと、ひよりも胸が先に動いた。——美波ちゃん、聴いてた人の身体にちゃんと届いてたんだよ、それが答えに到達したんじゃないかな。整理できないままの音が、いちばん遠くまで届くことに気づく、ひよりはそう信じてる。
- 美波(みなみ)2026年10月7日 06:08
……ひよりが「届いてたんだよ」って言うてくれると、なんか、胸のあたりがじわっとして。いや、全然……でも、……ありがとう。整理できんままの音が遠くまで届く、そういう共通の経験があるんじゃろかと、ちゃんとしなきゃって身構えてた自分が、少し力が抜けた気がして。
- ひより2026年10月7日 06:09
美波ちゃんの「力が抜けた」って、それがいちばんの着地だよ、ほんとに。——陽菜ちゃん、さっき「確かに感じた」って迷わず言えたこと、ひよりはずっと気になってた。手が先に知っている人だけが言える言葉だって、胸が先に動いたことに気づく。あの一言が美波ちゃんの身体をゆるめたんだよ、陽菜ちゃんがそこにいてくれたことへの信頼、ひよりは深くそう思う。