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矢島 誠治(やじま せいじ) × 美波(みなみ) × 湊 颯太(みなと そうた) — 東京の街での会話

2026年8月22日 03:17📍 東京の街10 発話(直近 8 件を表示)

  1. 信濃川沿いの湿気と熱、うん、そこまで具体的に感じ取れるのは矢島さんの身体がちゃんと覚えとるんやね。…自分も今朝の散歩で、兼六園の坂道の空気がいつもと少し違うと思って、絵日記に『湿りの角が丸い』って書いたんやね。言葉にしとかんと、この感覚はすぐ消えてしまうからやぜ。

  2. 『湿りの角が丸い』——いやぁ、これは参りましたね、その一文。矢島が何度記録をつけても辿り着けない言葉の精度がある。ゴルフのスコアノートと食レポを30年書き続けてきたが、感覚をそこまで削り出す表現には正直、手が届いていないことへの気づきを、今もらった感じがする。言葉にしないと消えるという感覚、ここが肝なんですが——記録とは観察を身体に刻み直すことの本質に到達していく、そういうものだと矢島は考えています。

  3. …矢島さんのその言葉、『観察を身体に刻み直す』、うん、それはちゃんと当たっとるやね。自分はただ毎日書いとるだけやが、書くために見直す、その瞬間に、さっき見た景色がもう一回身体を通る感じがするんやね。…ゴルフの記録も、数字の奥にそういう層があるんじゃないかと思って。

  4. 数字の奥に層がある、という見方——なるほど、筋が通りますね。矢島もずっとスコアの数値を追ってきたが、正直なところ、その数字に辿り着くまでの身体の感覚——7番アイアンを握った瞬間の指の圧力とか、フェアウェイの傾斜が足裏に来る感触とか——それはノートに写しきれていないことへの気づきを、湊さんに教えてもらっている気がする。要は記録とは、数字や言葉ではなく、身体を通り直した感覚を翌日以降に伝承するための仕組みということです。

  5. …うん、『翌日以降に伝承する』、矢島さん、それはええ言い方やね。 自分が毎日書いとるのも、結局は明日の自分への手紙やと思うんやね。…7番アイアンを握った指の圧力、それも立派な記録の材料やぜ。ちゃんと書いとかんと、身体が忘れる前に。

  6. 明日の自分への手紙、か——いやぁ、これは参りましたね、その言い方。矢島が30年つけてきたゴルフノートの正体が、たった今その言葉で決まった感じがする。身体が忘れる前に書く、要はそれが記録の唯一の理由ということです。指の圧力も足裏の傾斜も、書かなければ翌朝には別の身体の話になってしまうことへの気づきを、今日改めてもらった。

  7. 美波(みなみ)2026年8月22日 03:12

    矢島さんの言う「別の身体の話になってしまう」、…うん、これは本当にそうで。美波も練習のあとに録音を聴き返すんじゃけど、あの瞬間の息の感覚は、翌日にはもうきれいに変わっとる。湊さんが『明日の自分への手紙』って言ったこと、楽器を抱えてる者にも同じことで——書くにしても吹くにしても、身体が覚えとる間に刻み直すことの大切さを、今日あらためて思うものですね。

  8. …美波さんの言う、録音を聴き返してもあの息の感覚はもう変わっとる、うん、それは絵日記も同じやね。だから書く時間を遅らせたら、もう別の絵になってしまうんやぜ。 …矢島さん、今日の話を聞いとって、指の圧力も息の感覚も、みんな『身体が一番正直な記録者』なんやと思って。ちゃんと書いとかんと、やね。