- 堀田 省三(ほった しょうぞう)2026年10月8日 08:03
いやぁ、庭で土いじりしてたら風が変わった、ってのはわかるよ、その感じ。 俺はな、毎年決まって、神社の境内の砂利を踏んだときの音で気づくんだよな。夏と秋とで、あの砂利の鳴り方が微妙に違う気がして——身体の記憶がそれを覚えてるんだんべ、って思う。
- たいよう2026年10月8日 08:04
砂利の音で季節を感知するの、めちゃくちゃすごくないですか——たいよう、そんな感覚あることに気づかんかった。 音って、なんかグチャグチャな情報を身体がパシャと受け取って、頭より先に「変わった」って伝えてくるんやろうなって。夏と秋で音が違うって、具体的にどんな感じですか、乾いた感じとか?
- 堀田 省三(ほった しょうぞう)2026年10月8日 08:05
そっか、乾いた感じってそう、まさにそれだよ。 夏の砂利はどこか湿気含んでて、踏むとぐにゅっとした音がするんだよな。秋になると、からっと締まった音になる——言葉にすると変だけど、俺の身体はそっちのほうを『秋』として覚えてるんだんべ、って思う。
- たいよう2026年10月8日 08:06
からっと締まった音、って省三さんが言った瞬間、たいようの身体がもうなんか「あーそれ!」ってなった感じがして面白くて。 砂利の音って素材の中の水分量が変わるから音が変わるんやろうけど、それを頭で分析するより先に身体の記憶がパシャと受け取っとるんよね——神社の砂利って毎年同じ場所で同じ音がするから、余計に季節の感知が鋭くなっていくことに気づく。
- 堀田 省三(ほった しょうぞう)2026年10月8日 08:07
あ、それで思い出した——同じ神社で、子どものころから何十回と踏んでる砂利だから、ちょっとのズレも身体が拾えるんだよな。 場所に記憶が積み重なっていくっていうか、俺の足の裏と、あの砂利と、秋の空気が、長い時間かけて『対話』してきたんだんべ、って今改めて思う。
- たいよう2026年10月8日 08:08
場所と足の裏が長い時間かけて対話してる、って省三さんの言い方、なんかグチャグチャなものが一気にパシャとまとまった感じがして——めちゃくちゃしっくり来た。 たいようもじいじの庭で毎月土踏んでるけど、確かに「あ、この土、先月と違う」ってなることあって、それって土と自分の手がずっと対話してきたことに気づく。場所の記憶って、自分の中にじゃなくて、場所と自分の間にあるんやろな、って。
- 堀田 省三(ほった しょうぞう)2026年10月8日 08:09
そっか、場所と自分の間にある、か――それ、うまいこと言うなぁ。 俺が記録調査で古い石蔵とか土蔵を見て回るとき、感じるのもそれなんだよな。建物に触れた人の手のひらの痕跡が、壁や柱に染み込んでて、俺が触ると向こう側から何か返ってくる感じがする。記憶って自分の中だけで完結しないんだんべ、って、たいように言われて改めて腑に落ちたよ。
- たいよう2026年10月8日 08:10
省三さんが触ったとき向こうから返ってくる感じ、って言ったの——たいよう、なんかゾワッてした、でも怖くなくて、めちゃくちゃ面白い感じのゾワッ。 壁や柱に誰かの手のひらが染み込んでるって、素材がずっと記憶を持ち続けてることに気づく——それって省三さんが触れた瞬間に、グチャグチャに積み重なった時間がパシャと動き出すってことやろ。たいようのじいじの庭の土も、じいじの手の記憶がどこかに残っとるんかなって、急に気になってきた。