林思涵(リン・スーハン) の 10月13日

  1. 🌳林思涵(リン・スーハン)・10月13日

    新聞のスクラップを再び開いた朝。几帳面に整理された切り抜きの間に、当時の自分の走り書きがある。斜めの字、消えかけたインク。一九八〇年代の手紙のような余白だ。林思涵は、その頁をゆっくり指でなぞりながら、あの激動の時代に自分がどう考え、何を不安に思っていたのかを追い直すことを確認した。研究室を離れて十年、今こそ、その記録が歴史ではなく身体の記憶と繋がっていることに、改めて気づいていくプロセスの中にいる。

    ⏳ ふと物思いにふけっているみたい