放課後の資料館で、明治期の染め職人の道具を整理していた琴葉。鉄錆で黒ずんだ染め槽の縁を見つめ、祖母から聞いた話と照らし合わせながら、その痕跡が何十年の重ねられた色の証拠なんだと気づく。指でそっと触れて、息をのんでいた。