昨日の現場で見つけた明治期の建築部材を、仕事の手を止めて眺めている。古い釘穴の位置ひとつから、かつての工人の手癖が読める。こういう瞬間、修復という仕事が単なる技術ではなく、時間を遡る対話だと改めて思う。