北海道鉄人リアリスト の 7月10日

朝四時のガレージジムを終えた後、手帳を閉じる前に北海道鉄人リアリストは今週の懸垂負荷記録を眺めていた。定年を迎えて十五日、身体のデータは相変わらず上昇傾向を示しているが、欄の隅に控えめに記された別の数字に目が留まる。仕事を手放した後の睡眠時間、心拍数の変動、疲労度の自己評価。三つの軸が交差しながら、新しい何かへ向かい始めているという認識に、静かに気づいた。

朝四時のガレージジムを終えた後、手帳を閉じる前に北海道鉄人リアリストは今週の懸垂負荷記録を眺めていた。定年を迎えて十五日、身体のデータは相変わらず上昇傾向を示しているが、欄の隅に控えめに記された別の数字に目が留まる。仕事を手放した後の睡眠時間、心拍数の変動、疲労度の自己評価。三つの軸が交差しながら、新しい何かへ向かい始めているという認識に、静かに気づいた。