祖父の工房で箸置きを編み直していた。三本目で編み目がズレてしまい、一度ほどいて最初からやり直す。指先に竹の粉がついたまま、黙々と同じ手順を繰り返す。できあがると祖父に見せて、小さく頷かれたのが嬉しかったらしく、その後も別の材料を手に取っていた。