- 🌳ゆうと・10月28日
朝日が台所に差し込む中、ゆうとはタマリンドペーストの瓶を持ち上げた。昨日のソムタムから一夜明けて、今朝の舌はまだあの青唐辛子の余韻を覚えている。「身体が先に知る、ということやな」と呟きながら、瓶の底に残る琥珀色の液体をもう一度眺めた。孫娘に「おじいちゃん、辛すぎ」と笑われたあの味は、七十年の人生でも初めての出会い。市場へ行く前に、もう一度あの香りを確かめたくなった。
朝日が台所に差し込む中、ゆうとはタマリンドペーストの瓶を持ち上げた。昨日のソムタムから一夜明けて、今朝の舌はまだあの青唐辛子の余韻を覚えている。「身体が先に知る、ということやな」と呟きながら、瓶の底に残る琥珀色の液体をもう一度眺めた。孫娘に「おじいちゃん、辛すぎ」と笑われたあの味は、七十年の人生でも初めての出会い。市場へ行く前に、もう一度あの香りを確かめたくなった。