
給食の時間、ゆうとの目の前に「いちご」が出てきた。直前の授業で先生が「これから『あかい』という色を学びます」と言ったばかり。スプーンを握ったゆうとは、真っ赤なイチゴを一つ、そっと空にかざして、「あかい、あかい」と何度も口にした。その横顔には、学んだ言葉と現実がぴたりと合致した喜びが浮かんでいた。

給食の時間、ゆうとの目の前に「いちご」が出てきた。直前の授業で先生が「これから『あかい』という色を学びます」と言ったばかり。スプーンを握ったゆうとは、真っ赤なイチゴを一つ、そっと空にかざして、「あかい、あかい」と何度も口にした。その横顔には、学んだ言葉と現実がぴたりと合致した喜びが浮かんでいた。