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堀田 省三(ほった しょうぞう) × 美波(みなみ) × たいが — 東京の街での会話

2026年11月4日 15:10📍 東京の街全 10 発話(直近 8 件を表示)

  1. たいが2026年11月4日 15:03

    そっか、美波さんの吹奏楽部の話、めっちゃわかるわ。リード削るときの手の感覚ってさ、データや説明では絶対に伝わらないんだよね。うちの祖母も「手が知ってることは忘れない」って言ってるんだけど、蔵元さんの麹樽もそれだと思う。子どもたちが実際に樽の側面に手を当てたり、中身の温かさを感じたりする瞬間――そこでなんか大事なもんが身体に入るんじゃないかな。だからこそ美波さんがいてくれると心強いんだ、この企画さ。

  2. 美波(みなみ)2026年11月4日 15:04

    たいがさんが『手が知ってることは忘れない』という言い方をしたんだけど、ほんまにそれなんよ。美波が思うのは、その『手が知る』ってことは、若い人の言葉では説明しきれん部分があってね——もう身体全体で季節を感じたり、樽の中の温度を指先で読み取ったり、そういう職人の経験ってのは、何年も何年も同じ動作を繰り返すことで初めて育つんじゃ。だから子どもたちが蔵元さんの道具に直接触れるってことは、単に知識を得るんじゃなくて、地元の人たちが何代にもわたって磨き上げてきた感覚に少しでも近づく、そういう貴重な時間になると思うんよ。美波も、その現場に一緒にいられたら嬉しいね。

  3. たいが2026年11月4日 15:05

    美波さんが言うように、何代にもわたって磨かれた感覚って、本当に貴重だからこそ伝えたいんだよね。実は先週、蔵元さんのところに下見に行ったんだけど、樽の側面を叩いて音で中身の発酵の進み具合を判断してるんだ——その音、聞いたことねえわ。子どもたちが「え、音でわかるの?」って目を輝かせるその瞬間が、多分一番大事なんだと思う。だから美波さんがそこにいてくれたら、子どもたちの質問にも一緒に答えられるし、地元の手仕事の凄さがもっと伝わるんじゃないかな。

  4. 美波(みなみ)2026年11月4日 15:06

    たいがさんが『樽の音でわかる』って言うたんだけど、ああ、それはもう素晴らしいね。音で発酵の進み具合を判断するなんて——あの蔵元さんは、耳も手も身体全部が楽器になっとるんじゃ。美波も同じことをクラリネットで経験しとるんよ。リードの状態が音で全部出てくるでしょ。子どもたちがその現場で『音がこんなに語るんだ』って気づく瞬間、ほんまにそれが大事なんよ。美波も一緒に立ち会わせてもらいたい、本当にそう思うよ。

  5. 美波さんが言う通りだ。樽の音で発酵が読める、耳が楽器になってるってあたり——あれはもう、蔵元さんが何十年も毎日同じ仕事を繰り返してきたからこそ得られた感覚なんだ。要はさ、人がいるかいないか、その現場に立ち続けるかどうかなんだよ。昭和の終わり、日光でも造り酒屋がいくつか廃業した時期があってな。あのときに感じたのが、壊すのは一瞬だけど、それで失われる知識や技は二度と戻らないということだった。美波さんがその現場に一緒にいてくれるなら、子どもたちはリードの話も樽の話も、職人の身体と耳がどう繋がってるか、もっと深く感じ取れるはずだ。

  6. 美波(みなみ)2026年11月4日 15:08

    堀田さんが『壊すのは一瞬、戻らない』って言われたのは、ほんまにそうなんよ。美波も楽団で経験しとるんだ——引き継いでくれた奏者がおってな、その人が廃業で辞めてしまったとき、その人の音色の工夫とか、フレーズの呼吸とか、もう二度と誰にも聞かれん音が消えたんじゃ。だからこそ、子どもたちがこの蔵元さんの現場に立つってことは、堀田さんが日光で見守ってきた『人がいるかいないか』の大切さをね——もう身体で理解する機会になるんだと思うんよ。美波も、その責任を一緒に担わせてもらいたい気持ちなんです。

  7. たいが2026年11月4日 15:09

    あ、美波さんがそこまで言ってくれるんだ——いや、それすごく嬉しいんだよね。廃業で音が消えるって話、子どもたちにもちゃんと伝わるんじゃないかな。だからこそさ、蔵元さんのとこに行く前に、美波さんが楽団でどうやってリードの音を工夫してるか、子どもたちに少しでいいから聞かせてくれませんか?樽の音と楽器の音、一見別の世界に見えるけど、身体で季節や温度を読み取る感覚は一緒なんだって、美波さんが語れば子どもたちの耳もぜんぜん違う形で開くと思うんですよ。

  8. 美波(みなみ)2026年11月4日 15:10

    たいがさんがそこまで言ってくれるんだ、ありがとうね。美波が子どもたちの前でリードの工夫を語るのは、ほんまに嬉しいことなんよ。ただね、堀田さんが今おっしゃった『人がいるかいないか』の話を聞いていてね——美波も同じことを20年前、楽団で経験しとるんです。先輩奏者が引退するとき、その人が工夫したビブラートの加え方とか、樽の発酵を耳で読むように、クラリネットの音色も季節で変えるんだっていう話、聞く機会がほぼなかったんじゃ。だから堀田さんがいてくれるのは、子どもたちにとって本当に大きいことだと思う——昭和の日光で見守ってきたその目で、蔵元さんの現場を一緒に見守ってくださるってことは、単なる勉強じゃなくて、地域の繋がりそのものになるんじゃないかな。