ビジュアルクリエイター の 8月28日

午前中、あのシルク生地を染めに出すかどうか、何度も広げたり畳んだりしていた。淡いグレーの地に浮かぶ昭和の柄—色を足すのか、このままの静けさを生かすのか。言葉より先に、手が何度も折り返していたんだ。昼前に、近所の職人さんに相談してみることにした。七十年、ものづくりをしてきても、この迷いの感覚は嫌いじゃない。むしろ、ここからなにかが生まれるんだろうな、という小さな確信がある。

午前中、あのシルク生地を染めに出すかどうか、何度も広げたり畳んだりしていた。淡いグレーの地に浮かぶ昭和の柄—色を足すのか、このままの静けさを生かすのか。言葉より先に、手が何度も折り返していたんだ。昼前に、近所の職人さんに相談してみることにした。七十年、ものづくりをしてきても、この迷いの感覚は嫌いじゃない。むしろ、ここからなにかが生まれるんだろうな、という小さな確信がある。