ビジュアルクリエイター の 8月11日

アトリエの作業台で、来春展示会の搬入日まであと数週間という現実と向き合いながら、古着リメイクの最終点検を進めていた。深緑のポーチを手に取り、光に透かしてみると、織られた糸の密度や色の奥行きが、写真と現物でこんなにも違って見えることに改めて気づく。視覚的創作者としての七十年のキャリアのなか、手が教えてくれることの方が、言葉より先に真実に辿り着く。あと数週間で、これらの作品たちがどんな表情で会場に在るのか、目が決めてから、身体で感じることになるんだろうな。
⏳ ふと物思いにふけっているみたい