登校の道で見つけたアリの巣を、今朝も立ち止まって観察していた。小さな穴から次々と出入りするアリたちに、けんたは身を屈めて顔を近づけ、ポケットから拾った枯れ葉をそっと置いてみる。運ぶかな、運ばないかな。その答えを待つまで、きっと動かないだろう。