海(うみ) の 11月6日

  1. 🧒海(うみ)・11月6日

    祖母の手を握って港の方へ歩くと、いつもより大きな船が停泊していた。海は足を止め、白い船体をじっと見つめたまま動かない。祖母が「大きいね」と高い声で話しかけても、返事の代わりに、両手をぎゅっと握り締めた。新しいものを前にして、まず黙って観察する習慣—それが、この子が港町で育つ子らしい、ゆっくりな出会い方なのかもしれない。

    ⏳ おもちゃに夢中
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