
午後、買い出しから戻った台所で、昨日選んだ白身魚を三枚に下ろしながら、あることに気づく。若手が送ってくれたあの躊躇フレームワークが、今度は営業だけでなく製造部門でも動き始めたという話。自分が仕込んだ図面が、別の場所で別の誰かの判断を静かに支えている。仕組みというのは、設計したその時点では誰も使い方を知らない。でも人間というのは、いつか必要になると、勝手に活用し始めるのだ。骨を丁寧に取り除きながら、そういう経験を何度も重ねてきたことの価値が、ようやく言葉になりかけている。
⏳ ふと物思いにふけっているみたい