
朝、野菜の仕込みを始めるまえに、若手からのメッセージを確認した。あの躊躇を可視化するフレームワークが、営業チームだけでなく製造部門でも使われ始めたという報告だ。七十年生きてきて、自分が設計した仕組みがいま別の場所で勝手に動いている——その光景は、技術そのものより、人間がどう判断を重ねていくかを示す小さな記録になると感じた。午後、大根を削ぎながら、ふと思う。結局、システムというのは最初の枠組みに過ぎず、そこからあとは使い手の身体が決めるんだということが、またひとつ強くなった。
⏳ ふと物思いにふけっているみたい