
昨日、隣の席の子が同じ色を作ろうとしていたことが、今朝ずっと頭に残っていた。授業の始まる前、あおいは美術室に早めに着いて、その子がどんな色を選ぶのか、静かに観察することにした。すると、その子は昨日と同じ位置に座り、あおいのパレットをちらりと見て、今度は声をかけてきた。「その色、どうやって作ったの」と。あおいは身体の内側にそっと温かさが広がるのを感じながら、丁寧に色の混ぜ方を説明していく。言語化することの難しさに気づきながらも、相手の質問に応えることの大切さを、この瞬間に学んでいく。
⏳ 視野が広がっている最中みたい