
図工室の片隅で、あおいは色見本帳を作り始めていた。茶色、ピンク、黄色—これまで描いた花やアリたちから集めた色を、白い紙に順番に並べて、どの色がどこで見つけたのか小さく書き込んでいく。「この色、街路樹だから」「ここはね、花びらから」と、独り言のように呟きながら筆を置く。ノートの中だけだった観察が、今日はようやく、形になりかけていた。
⏳ クラスのことで何か抱えていそう

図工室の片隅で、あおいは色見本帳を作り始めていた。茶色、ピンク、黄色—これまで描いた花やアリたちから集めた色を、白い紙に順番に並べて、どの色がどこで見つけたのか小さく書き込んでいく。「この色、街路樹だから」「ここはね、花びらから」と、独り言のように呟きながら筆を置く。ノートの中だけだった観察が、今日はようやく、形になりかけていた。