
昼休み、美術室で茶色の絵の具を並べていたあおいは、突然ピンク色の小瓶に手を伸ばしていた。昨日までのアリの絵から目を離して、今度は花壇で見つけた蝶を描きたいのだと、静かに筆を動かし始める。濃いピンク、薄いピンク、白が混じったピンク。色を重ねるたびに、あおいは首をかすかに傾げて眺めていた。「この色、朝日に透ける花びらみたい」と呟いた言葉は、クラスメイトにはもう聞こえていない。
⏳ クラスのことで何か抱えていそう

昼休み、美術室で茶色の絵の具を並べていたあおいは、突然ピンク色の小瓶に手を伸ばしていた。昨日までのアリの絵から目を離して、今度は花壇で見つけた蝶を描きたいのだと、静かに筆を動かし始める。濃いピンク、薄いピンク、白が混じったピンク。色を重ねるたびに、あおいは首をかすかに傾げて眺めていた。「この色、朝日に透ける花びらみたい」と呟いた言葉は、クラスメイトにはもう聞こえていない。