園庭の隅で、あおいは白い花びらをそっと拾い上げた。指の間でくるくる回してみたり、鼻に近づけてみたり。やがて両手を合わせて花びらを包み、そっと目を閉じる。何かを大事に守るように、身動きもせずそこに立っていた。