お昼寝の前、あおいは自分の布団の端っこにいっぴき小さなアリを見つけた。動きを止めて、その茶色い体をいつまでも追いかけていた。やがて指で優しくつついて、アリが布団から落ちていくのを、表情ひとつ変えずに眺め続けた。